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ドキュメンタリー映画「あした天気になる?」オフィシャルサイト

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あした天気になる?発達障がいのある人たちの生活記録
                                                 


毎日新聞 関西 11/19

ドキュメンタリー:「あした天気になる?」を関西初上映 発達障がいのある人たちの感動の生活

人権擁護の立場から発達障害者を支援する福岡県鞍手町の施設「サンガーデン鞍手」の日常を丹念に撮影したドキュメンタリー映画「あした天気になる?」が28日、関西では初めて大阪府高槻市野見町の高槻現代劇場で上映される。監督は元ハンセン病患者の詩人、塔和子さんのドキュメンタリーなども手がけた宮崎信恵監督。「彼らの魅力に満ちた姿をありのまま伝えることを心がけた」という。

 「当初、ある障がい者施設で起きた虐待事件を追うつもりでした。しかし、調べていくうち、その隣町にあるサンガーデン鞍手では、障がい者の行動障がいが少なく、穏やかな生活を送っていると知った」と、宮崎監督は取材のきっかけを語る。「鞍手」は03年に開設された知的障がい者入所更生施設。「限りなくグループホームに近い入所更生施設」をコンセプトにした一軒家のような建物で定員は30人。

取材を申し込み、07年10月から撮影を開始。約1年間、何度も足を運び、時には泊り込んだという。「本人がいいというまでカメラを向けない、とにかく友達になる。そのうちカメラのおばちゃん、ひげのおじちゃんと呼ばれるようになった」と話す。

 親も撮影に協力的だった。撮影に当たって出された条件は「きれいごとではない現実の姿を写すこと」。入所者からは言葉による意思表示はほとんどなかったが、ほめられたときの得意な表情や、週末迎えに来る親を待つときの不安と現れたときの喜びなど、表情は彼らの感情を雄弁に物語った。時には、パニックに陥り自分の頭や顔を殴打する入所者の苦しげな姿までカメラは追った。今ではわが子の姿を微笑みながら見つめる親の一人は「一度は死も考えた。でも首を絞めなくて本当によかった」と告白する。

 宮崎監督は「彼らの何ともいえない不思議な魅力。そこには万の言葉を尽くしてもかなわない存在感があった」と語る。

 85分間。上映は11時、13時、16時半の3回。14時45分から16時15分まで、知的障害者に対する虐待などで会社と国の責任を初めて認めた「サン・グループ事件」(滋賀県)の弁護団長を務めた田中幹夫弁護士と宮崎監督の対談や、映画音楽でピアノを担当した高瀬佳子さんらによる演奏もある。映画の入場券で参加可。

 入場料1200円(当日1500円)。障がいのある小中高生は500円。問い合わせは、同映画実行委員会(072・681・3445、自然派レストラン「マサラバザール」内)へ。

2009年11月19日


北都新聞 10/14
北都新聞 10/4


美深 障害者への理解深める 映画上映し監督が講演


【美深】美深福祉会の創立20周年記念特別企画「映画上映会と宮崎信恵監督講演会」が12日文化会館COM100で行われ、訪れた地域住民らは知的障害者に対する理解を深めていた。
映画は、福岡県の知的障害者入所更生施設「サンガーデン」をありのままに撮影した、宮崎監督によるドキュメンタリー映画「あした天気になる?」を上映。
「あいち国際女性映画祭2009」で観客にもっとも感動を与えた作品として「愛知興行協会賞」を受賞したもので、上映会終了後は宮崎監督が「映画の中の主人公たちが訴えていること」をテーマに講演した。障害を映画のテーマに取り上げたきっかけとして「発達障害者は虐待や犯罪などで取り上げられることが多く、割り切れない思いを持っていた。同時に自分自身、まだ理解していない部分があり、向きあう必要があったと思った」と語った。
また、保護者と何度も話し合い、完成した映画であることを話し「障害者が安心して暮らせる社会を作らなければならないという一心で映像を送り出す事ができた」と振り返っていた。(加藤知草)


名寄新聞 10/13
名寄新聞 10/13


美深福祉会20周年企画 映画上映と講演会 障害者福祉で理解深める

【美深】美深福祉会の創立20周年記念特別企画「あした天気になる?」上映会と宮崎信恵監督講演会が12日午後1時半から町文化会館で開かれた。
美深福祉会は平成元年10月に設立。2年に授産施設「美深のぞみ学園」9年に更生施設「第二美深のぞみ学園」18年に通所授産施設「美深のぞみ学園ワークセンター」などを開設し、町内の各種福祉事業に取り組んでいる。
この日の映画上映会と講演会は20周年事業の一つで、町民など約100人が参加。
上映された映画「あした天気になる?」は、福岡県鞍手町にある知的障害者入所更生施設「サンガーデン鞍手」の生活風景を撮影したもので、施設入所者が適切な環境と支援で、個性を生かし成長していくドキュメンタリー。
講演会では、「あした天気になる?」の監督を務めた宮崎さんが「映画の中の主人公たちが訴えていること」をテーマに講演。
宮崎さんは、「日本社会から見た障害者への支援は早期発見、療育が主で、障害者が努力して健常者に一歩近づくことでしか評価されていない。しかし、健常者が壁のある見方をしていては障害者の思いは理解しにくい事から、この映画で障害者のありのままの姿を見せ、健常者と障害者の壁を通して壁を取り払いたい」などと話した。
参加者は映画や講演会を通して障害者福祉の実態に触れ、理解を深めていた。


毎日新聞(神奈川相模版) 6/4
毎日新聞(神奈川相模版)6/4
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知的障害者の日常記録 「あした天気になる?」きょう伊勢原で上映


知的障害者らの日常生活をありのまま記録したドキュメンタリー映画「あした天気になる?」(宮崎信恵監督、ピース・クリエイト配給)が4日、伊勢原市民文化会館小ホールで県内初めて一般向けに上映される。市内の身体障害者や支援団体メンバーらが映画の趣旨に賛同して奔走、自主上映にこぎつけた。
映画は、03年福岡県鞍手町で開設された知的障害者の入所更生施設「サンガーデン鞍手」と通所施設「ゆたかの里」が舞台。知的障害者や自閉症の30人が自立に向けて歩む暮らしぶりを描く。行動障害などの特性を理解し、日常に寄り添う職員の姿を通して、能力・効率優先の現代社会に疑問を投げかける。宮崎監督が07年11月から約1年、密着取材し今年2月に完成した。
自主上映は、筋肉の硬直などがある難病パーキンソン病患者で同市の小野秀行さんが映画を知り、東京都文京区での完成完成上映会を前に「文京区に行けないので伊勢原で見たい」と申し入れたのがきっかけ。
宮崎監督が求めに応じ、同会館で3月24日障害者や支援者らを招き試写会が行われた。
映画を見た障害者ら約10人が「一般の人にも見てもらいたい」と実行委員会を作り、自主上映を企画した。小野さんらと記者会見した宮崎監督は「どうしても『障害者』とくくられるが(健常者と)同じ人間で、大変な思いをして原点で生きている。尊厳ある存在であることを伝えたい」と話した。

読売新聞(神奈川) 6/3
読売新聞(神奈川版)6/3
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自閉症の人の日常描いた映画 障害者らが上映会開催

知的障害者や自閉症の人たちの日常を描いたドキュメンタリー映画「あした天気になる?」の上映会が4日、伊勢原市田中の市民文化会館小ホールで開かれる。
「障害者やその家族の本当のつらさと、力強く生きる姿を伝えてくれる作品。大勢の人にぜひ見てほしい」と、伊勢原市内の障害者や福祉関係者らが実行委員会をつくり、準備に奔走してきた。

同映画では、福岡県鞍手町の知的障害者入所更生施設「サンガーデン鞍手」で暮らす男女約30人と、我が子の障害に苦しみ、悩みながらも愛情たっぷりに育てる親たち、一人ひとりの障害を理解し、寄り添う施設職員らの姿を丹念に追っている。
東京都内製作会社「ピース・クリエイト」が製作した。
伊勢原市での上映を企画したのは、パーキンソン病で重い障害のある同市内の小野秀行さん(60)を中心とする実行委員会。小野さんは完成記念上映会が4月に東京で開かれることを知人jから聞き、見たくなった。だが、障害のため会場に足を運べない。同区に問い合わせて同社の連絡先を聞き、監督の宮崎信恵さんに電話した。
「伊勢原で見ることはできませんか」。思いをぶつけたところ、3月24日、伊勢原市内で宮崎監督を招いた試写会が開かれた。
鑑賞した小野さんは、「障害のつらさや、普通に生活したいという我々の願いを伝えるのにぴったりの作品に出会えた」と思った。正式な上映会を開こうという、小野さんの呼びかけに応じ、実行委員会には福祉関係者や市会議員、元小学校長ら10人が集まった。
市内の小学校や養護学校などを回ってポスター掲示を依頼。約1000枚用意したチケットは、朝市会場や市のイベント会場のほか、市内外の飲食店や商店にも委託して販売している。
小野さんは「この映画を見て、勇気を持って生きていく人が増えてくれれば」と話している。
上映は午前10時半、午後2時、同6時半の3回。

神奈川新聞 5/29

障害者の日常描いた「あした天気になる?」上映会/伊勢原

発達障害者の日常生活を描いた映画「あした天気になる?」(あした天気になる?伊勢原上映会実行委員会主催)の上映会が六月四日、伊勢原市田中の伊勢原市民文化会館で行われる。市内の障害者が中心となって準備を進めており、現在鑑賞券を前売りしている。

 映画は、発達障害者の生活の場である福岡県内の施設を舞台に、そこで生活する人たちと、障害の特性を理解している職員の姿を通し、一人一人が個性をいかし、その人らしい成長を遂げていくことが可能なことを約一年にわたり描き続けたドキュメンタリー。監督は宮崎信恵さんで上映時間は八十五分。

 映画は今年二月に完成、福岡県内や東京都内で合わせて五回上映されている。伊勢原市内に住む障害者の小野秀行さん(59)が同映画を知り、「伊勢原で見ることができたら」と知人らと実行委員会を四月に結成、上映会を目指し活動を続けている。

 同委員会では、プライバシーをさらけ出しても、ありのままの姿・生活を見てもらうことで少しでも周りの人々の理解を、という障害者や家族、関係者の強い思いを受け止め、多くの人に見てほしい、と呼びかけてる。

 上映会は四日午前十時半、午後二時、六時半の三回。前売り券一般・大学生八百円(当日券は九百円)、小中高生七百円(同八百円)。問い合わせは、実行委員会の酉水(すがい)さん電話090(4384)2844。

朝日新聞(神奈川さがみ野版) 5/28
朝日新聞(神奈川さがみ野版)5/28
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「地元で見たい」奔走

発達障害者を描いたドキュメンタリー映画に感銘を受けた伊勢原市の障害者が、この映画を地元で上映するために奔走している。
「映画を見て勇気を持つ人が一人でも増えてくれれば」来月に上映することが決まり、チケットの売れ行きも少しずつ伸びているという。(須田世紀)

伊勢原市の障害男性「勇気得て」
パーキンソン病と闘う伊勢原市の小野秀行さん(59)は2月、福岡県の知的障害者更生施設を舞台にしたドキュメンタリー映画「あした天気になる?を知った。
福岡でしか上映されていなかったが4月に東京都文京区で上映会があると聞き、「行くつもりで準備していたけど、よく考えたら行けない」体が急に動かなくなってしまう障害があるからだ。
宮崎信恵監督(66)の事務所を調べ、「伊勢原で上映して欲しい」と電話した。
1時間以上説得された宮崎監督は翌3月、DVDを持って伊勢原へ。
試写を観た小野さんは「一人でも多くの人に見てもらいたい」と強く感じた。
映画では発達障害がある施設入所者とその家族、障害の特性を理解している職員らがそれぞれ成長していく姿を1年間にわたって追っている。
「この映画を見てもらえば障害のことを分かってもらえる」映画のことを教えてくれた知人らと、伊勢原での上映開催を目指し、実行委員会を4月18日に結成した。当初はポスターを貼ればそれを見た人がチケットを買ってくれると思っていたが、反応はなかった。
市内の養護学校や介護施設、小学校、知人宅など約200カ所を巡って、ようやく収支がとれる650枚の販売がみえてきた。
「障害者とか健常者という枠をはめず、誰でも人間らしく生きていける社会を」。それが小野さんらの願いだ。
上映は6月4日、伊勢原市民文化会館小ホール。午前10時半、午後2時、同6時半の3回。
チケットは一般・大学生が900円(前売り800円)小中高校生800(同700円)。
問い合わせは実行委員の酉水(すがい)さんへ
                 
                 小野さん(右端)吉岡さん(中央)

赤旗新聞(全国版) 5/21

「障害者は今」 
監督の宮崎信恵さんに聞く

映画監督の宮崎信恵さんがドキュメンタリー映画「あした天気になる?発達障がいのある人たちの生活記録」を完成させました。
宮崎さんは、ハンセン病を現代に問う「風の舞」(2003年)明治時代の知的障害児・者の教育・人権擁護につくした女性を描いた「無名の人」(2006年)と、人権思想に基づいた人間の尊厳問う作品を世に送りだしてきました。

入所施設の日常を

今回は、重度の発達障害のある人をとりあげました。「重大事件がおきるたびに発達障害は怖いという間違ったとらえられ方をされる風潮や、知的障害児・者への虐待などの人権侵害、地域や社会から孤立した親がわが子を(あや)めるといった悲しいニュースを聞くにつけ、発達障害のある人に見られる行動障害について知りたいと思いました」
福岡県のある知的障害者入所施設を約1年間、ほぼ毎月訪れ取材し、日常の姿を記録。
当初、彼らとの接し方に悩んだものの、喜んで迎えてくれる彼らに会うことが楽しみなりました。
「私たちは本音と建前を使い分けて生きていますが、彼らには本音しかない。彼らのそんな文化を私たちが学び、見直せば、人間の結びつきがもっと豊になるのでは。発達障害のある人も私たちも同じ水平線上にあるのですから」と語ります。
また「彼らが、生きにくさを行動障害の形で表すと、『社会的不適応』と指摘され、療育や訓練を一生懸命やって適応させなければ、となります。
でも、それでいいのか。私たちが彼らに歩み寄る目線がなければ、彼らは一生努力をしなければいけません」とも。

この国のあり方が

障害者自立支援法ができ、「応益負担」としてわずかな工賃から利用料を支払うことが必要になりました。「施設経営者も大変な思いで運営しています。職員は仕事に誇りを持っていても、賃金が低く正当な評価を得られません。関係者の熱意に『おんぶにだっこ』で、障害者施設は成り立っています」
試写を観たある人がいいました。
「健常者が生活に必死なのに、障害者が恵まれた施設で過ごすのはぜいたく。社会の理解は得られない」。「それは違う」と宮崎さん。
「障害者は大切にされてはいけない、片隅で小さくなっていればいいと感じさせるこの国のあり方が問われています。彼らは今日の生きにくい社会で懸命に生きている。映画を通じてその存在を社会の中に引き戻したい。それが、すべての人間の尊厳を問うことにもなると思います」


西日本新聞 5/18

「サンガーデン鞍手が舞台」記録映画 来月に上映会
 「障害者施設の現状知って」

福岡県介護福祉士会(因和恵会長)は6月6日午後3時から、春日市のクローバープラザで、知的障害者入所更生施設「サンガーデン鞍手」(鞍手町)を舞台にした記録映画「あした天気になる?」(宮崎信恵監督)の上映会を開く。同会は「普段なかなか見ることのできな障害者施設の様子や現状を知ってほしい」としている。
同施設には、不安や緊張がパニックとなって現れる行動障害などを併せもつ自閉症など、重い知的障害者が入所している。施設側は「しかるのではなく話し合う」「命令ではなくお願いする」
「強制せず促す」「勝手に決めず相談する」「いかなる場合も暴力を振るわない」の五原則を掲げ、入所者一人一人の行動障害を記録し、対応を分析しながら接している。
こうした実践を「人権思想に裏打ちされた先駆的な取り組み」と感じた宮崎監督が、2007年11月から2008年10月まで東京から月1回のペースで施設を訪れ、滞在することも。
延べ40日間、入所者30人の日常を追い、今年1月に映画を完成させた。
上映時間は85分。
参加無料。
問い合わせは福岡県介護福祉士会事務局092-474-7015


伊勢原タイム 5/15
伊勢原タイム 5/15
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〜6月4日(木)伊勢原市民文化会館小ホールで上映〜

映画「あした天気になる?」の上映会が開催されます。
この映画は福岡県にある知的障害者入所施設で暮らす人たちの日常を、1年がかりで撮影したドキュメンタリーです。上映に先がけてすでに3月24日(火)シティプラザで試写会が済んでいます。

発起人は自ら難病を抱える小野秀行さん
小野さんには障害をもっても懸命に生きる入所者が自分の姿に重なります。
「知的障害者や自閉症はなかなか周囲の理解が得られにくい。障害者を少しでも理解してもらいたいという気持ちでした」
試写会は大きな感動を呼び、すぐに吉岡さんを会長に「あした天気になる?伊勢原上映会実行委員会」が発足。
2ヶ月半で上映会実現にこぎつけました。神奈川県では初めての上映です。
吉岡会長は、「障害者たちのゆっくりとした成長や生き生きとした日々に感動しました。特に親御さんがくじけそうになりながら乗り越え、成長していく姿をぜひ見てほしい」と観覧を呼びかけています。
タイトル「あした天気になる?」は、自閉症の入所者が毎日のように職員にたずねる言葉。
毎朝の草取りが彼の日課です。
同時に「あしたはもっと住み良い社会になるの?」と問いかけられているという宮崎信恵監督の強烈なメッセージが込められています。
上映時間は85分
ナレーターを原日出子さんが担当しています。

・日時 6月4日(木)
@10:30〜12:00
A14:00〜15:30
B18:30〜20:00
・会場 市民文化会館小ホール
・料金 一般・大学生900円(前売り800円)
     小・中・高校生800円(前売り700円)
全席自由


東都よみうり 4/10

下町の映画人ファイル映画


ドキュメンタリーや文化映画、映像教材などで30余年のキャリアを持つ宮崎信恵監督(66)
一般公開作品は3本でデビュー作「風の舞〜闇を拓く光の詩」は、文部科学大臣賞を受賞しキネマ旬報の文化映画部門で2位(2003年度)となるなど高く評価された。
「ともかく映画(監督)をやりたかった」宮崎さん。
東映教育映画部での編集見習いを経てフリーの監督・スクリプターとなり、熊井啓、斎藤耕一、野村孝らの作品にも携わった。
1980年代に映像制作会社「東京シネ・ビデオ」に入社し、障害者・高齢者福祉や介護、
男女共同参画社会づくりなどをテーマとした映像を手がける。
これらは例えばヘルパー養成といった業務用の教材などだが、同時に「社会的にとらえたドキュメンタリーとして、介護の現場にカメラを持ち込んだのは私が最初じゃないかな」(宮崎さん)。同社時代に企画、制作も手がけた「風の舞」は、ハンセン病患者だった塔和子さんの詩をモチーフに、元患者たちの慟哭(どうこく)の思いと強制隔離の歴史と現在をとらえたドキュメンタリー。
塔さんの詩に共鳴し、朗読を無償で引き受けた吉永小百合さんは、同映画の“応援部長”に名乗りをあげてくれたという。その後、2004年に映像制作・販売・配給会社「ピース・クリエイト」を設立した。
2作目の「無名の人〜石井筆子の生涯〜」(06年)では、女性の社会的地位と障害者福祉の向上に力を注いだ石井筆子の生涯を「人権というくくりでクローズアップ」した。
後半生を過ごした日本最初の知的障害者施設「滝乃川学園」(長崎県大村市)に通いつめ、米国ロケもした。同作品も吉永小百合さんが朗読を担当している。
最新作「あした天気になる?発達障がいのある人たちの生活記録」は、福岡県鞍手町の「サンガーデン鞍手」に07年10月から翌年8月まで密着したドキュメンタリー。
行動障害の軽減に先駆的な同施設を紹介しながら、発達障害を持つ人たちに寄り添った支援の大切さを訴えるとともに、いきいきと生きる日々を映し出している。
例えば自分の頭をたたき始めたり、人にかみついたり、突発的に見える行動も「その原因に寄り添おうという発想が(日本の福祉現場では)弱い。
なぜ起こすのか、日ごろのかかわりの中で内面を深く見てゆくことが大切」という。
同映画はナレーターを原日出子さんが担当。今年2月に福岡の数カ所で上映され、4月1日には東京で完成記念上映会が開催された。そんな宮崎さんに次回作の構想を聞くと「自分で企画して撮って発表して。一人何役もやっている」自身の“スタイル”を説明しながら「いまは、これ(あした天気になる?)を多くの人に観てもらうことで精一杯です」と笑顔で答えていた。

福岡 県民新聞 4/3

障がいある人をありのままに 映画「あした天気になる?」

(09年3月号掲載)

福岡県鞍手町にある知的障害者入所更生施設「サンガーデン鞍手」で暮らす人たちの日常を1年がかりで撮影したドキュメンタリー映画「あした天気になる?〜発達しょうがいのある人たちの生活記録」がこのほどできあがり、2月22日に鞍手町総合福祉センター、24日には春日市のクローバープラザで完成記念上映会が行われた。  

「サンガーデン鞍手」(長谷川正人施設長)は、通所授産施設「鞍手ゆたかの里」など6施設を運営する社会福祉法人「鞍手ゆたか福祉会」(長谷川澄江理事長)が03年8月に開設した、全国でも数少ない小規模分離型の入所施設である。

知的障がいや自閉症、不安や緊張からくるパニックなど行動障がいのある人たち30人が、4棟の独立した居住棟で暮らす。居住棟内にはリビングルームやキッチン、風呂、トイレ、個室があり、できる限り管理や規制を排除して、一般家庭のような雰囲気で過ごせるのが特徴だ。 

入所当時はひどかった行動障がいも

「叱るのではなく、話し合う」
「命令するのではなく、お願いする」
「勝手に決めずに相談する」
「強制せずに、促す」
「いかなる場合にも、暴力は言語道断」

という「スタッフ心構え5原則」の対応で大きく改善されているという。 

 それでも、突然泣きだしたり、自分の顔をたたいたり、また仲間同士のいさかいは度々起こる。そんな時もスタッフは静かに見守ったり、適切な声かけで、その原因は何かを探る。多くは自分の意志を表現できないもどかしさからくるという。

映画はそうした日常をありのままに描く一方、もちろんそんな場面ばかりではない。

弾けるような笑顔、スタッフや仲間とうち溶け合っている姿、生真面目に仕事に取り組む様子が淡々と描かれる。むしろ、より純な心を持っているがゆえに、この慌ただしい世の中で生きにくくさせられているといった感じが伝わってくる。 

 制作したのは、ハンセン病や障がい者、高齢者介護などのドキュメンタリー作品を数多く発表しているピース・クリエイト(東京・江東区)の宮崎信恵監督。

宮崎さんは、障がい者に対する差別や偏見が少なくなってきた中でも、外から見えにくい発達障がいはまだまだ無理解や偏見にさらされていると考え、彼らが決して「異質」の存在ではないこと、1人の人間として一生懸命生きていることを何とか映画で伝えたいと模索する中でめぐり合ったのが「サンガーデン鞍手」だったという。 

今後の上映日程は3月22日の北九州市立大学北方キャンパス(申し込みは締め切っている)、4月1日の東京・文京シビックホールで、各地での上映はこれから。上映活動への協力を求めている。 
《問い合わせ先》 
サンガーデン鞍手    
  鞍手町新延289-2   0949(43)120


東京新聞 3/28



発達障害の人々の日常を描いた映画 来月1日、上映会


 知的障害者施設で暮らす発達障害の人々の日常を描いたドキュメンタリー映画「あした天気になる?」=宮崎信恵監督の完成記念上映会が4月1日午後7時から東京都文京区の文京シビックホールで開かれる。
舞台は福岡県鞍手町の知的障害者入所更生施設「サンガーデン鞍手」。
知的障害や自閉症など発達障害がある入所者30人(平均年齢33歳)の暮らしを中心に、緊張や不安から自傷行為などの「行動障害」を起こしやすい入所者をケアする職員の姿や親の苦悩を描く。
「知的障害や発達障害は、理解しにくい障害とも言われ、社会から排除されがち。
人々の理解と共感を深めたい」宮崎監督は2007年11月から同施設で取材を開始。
40日間密着して撮影に100時間かけ「人間の根源に触れた」と宮崎監督。
その映像を85分にまとめた。
宮崎監督は「人間にはいろんな存在の仕方があると知った。人間が本来持っている感情の重要さも学んだ。悩みを抱える発達障害児の親に対し、一つの答えになれば」と語る。
鑑賞券は一般1200円(前売り1000円)小中高校生は800円。
HP(「あした天気になる?」で検索)で購入可能。
自主上映会の企画希望も募集している。
問い合わせは、ピース・クリエイト電03−3699−4883


読売新聞・東京都内版2/20
読売新聞(東京都内版)2/20
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知的障害者の日常映画に 4月、文京で上映会


 
知的障害や自閉症を抱える人たちが入所施設で暮らす様子を記録したドキュメンタリー映画「あした天気になる?」が完成した。4月に文京区で上映会が行われる。社会との接点が少なくなりがちな障害者たちのことを広く伝える狙いという。

 制作は「ピース・クリエイト」(江東区)。監督の宮崎信恵さん(66)は、明治期に国内初の知的障害者向け施設「滝乃川学園」の運営に尽力した石井筆子をテーマに、2006年に映画「無名の人」を制作。その後は、障害者たちの現状を訴える映画を撮りたいと考えていたという。

 宮崎さんたちは07年11月から、約30人が入所する福岡県鞍手町の施設「サンガーデン鞍手」を取材。クッキーを焼いたり廃品のアルミ缶を回収したりなどの施設の作業や、日常の暮らしの様子を約40日間かけて撮影し、85分間の作品にまとめた。

 題名の「あした天気になる?」は、作品に登場する散歩好きの入所者の口癖。周囲に天気について尋ねる言葉だが、宮崎さんは「『あしたはもっと住み良い社会になるの?』と私たちが問いかけられているという思いも込めた」と話す。

 親子関係も作品の重要なテーマだ。パニックを起こして自分の頭をたたいたり、母親の腕にかみついたりなど、入所者たちが激しい自傷行為を行う様子にも触れつつ、それでも「(子が)かわいくてたまらない」と語る母親のインタビューを収めた。

 「子育ての大変さを通じて、親子の本当のきずなが生まれる。孤立したと感じている若い母親たちには『逃げないで』と伝えたい」。宮崎さんは訴える。

 上映会は4月1日、文京区の文京シビックホールで午後7時から。前売り1000円、当日1200円(小中高校生は前売り、当日とも800円)。問い合わせや入場券購入はピース・クリエイト(電)3699・4883、ファクス3699・4407、http://www.peace-create.bz-office.net/


西日本新聞2/19
西日本新聞 2/19
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新たなる地平を目指してより)

知的障害者の日常追う
鞍手町の施設描いた記録映画完成


福岡県鞍手町の知的障害者入所更生施設「サンガーデン鞍手」を舞台にした記録映画「あした天気になる?」(宮崎信恵監督)の完成記念上映会が22日と24日、同町などで開かれる。
映画は重い知的障害に加え、不安や緊張がパニックとなって現れる行動障害を抱えた30人の入所者の日常を1年にわたり追い続けた「青春群像」の記録。映画の狙いなどを宮崎監督に聞いた。
(聞き手・江藤俊哉)

「懸命に生きる姿見て」宮崎監督

−映画制作の経緯は?
明治期に知的障害者支援に尽力した先駆者、石井筆子の記録映画(2006年)を制作した際、
関係者から「歴史も良いが『今』を見つめる映画を作ってほしい」と要望を受けました。

ちょうど福祉施設で虐待事件が相次いで明らかになっていたころ。福祉関係者向けの教材ビデオが制作できないかと全国の施設を調べる中で、行動障害のある障害者を専門に受け入れる「サンガーデン鞍手」の取り組みを知りました。
行動障害は「処遇困難」として施設から受け入れを断られることも多く、入所できても施設側の不適切な対応で障害を重くしたり、虐待につながる例もあるのです。
サンガーデン鞍手は入所者の行動障害を分析し、対応を探る取り組みでパニックを軽減する成果を上げており、人権思想に裏打ちされた先駆的な取り組みだと感じました。
撮影を申し入れたところ、快く引き受けて頂きました。

−撮影はどのように進んだのですか。
2007年11月に撮影に入り、施設に9回計40日通ってカメラを回し続けました。
入所者には言葉で意思表示できない人も多く、すでに軽減されていたとはいえ時折パニックに直面することもあり、私たちも「どう関係を作れば良いのか」とためらいがありました。
でも取材を重ねる中で、初めは拒絶するような態度だった人が急にネクタイをしてカメラの前に立ったり、自室にカメラを入れるのを許してくれたりして、「カメラのおばちゃん、おじちゃん」と職員か家族のような親密さで受け入れてくれるようになりました。
保護者にも鍋料理をつついたりしながらお話しをうかがいました。
わが子の障害と長く向きあってきた保護者から「きれいごとの映像で済ませないで」と要望を受けました。多くのかっとうを乗り越えた強さや、障害者が安心して暮らせる社会の実現へ向けた熱い思いが伝わってきました。

−最も伝えたい事は?
私たちは能力や効率が優先される競争社会の中で、多くの建前で心を防御しながら生きています。でも、ここではそんな必要はない。こちらが壁を取り払えば、相手が胸に飛び込んできてくれる安心感があるのです。私たちは彼らの存在感にすっかり魅せられ、いつしか撮影日を心待ちにするようになりました。
映画にストーリーはありません。主人公もいません。彼らの淡々とした日常を描いています。
題名はある入所者が口癖のように職員たちに問いかける言葉です。彼らは社会から排除され、生きる場所は非常に限られています。ですが、私たちと同じ喜怒哀楽をもち、、明日に向けて懸命に生きています。彼らが晴天の下で気持ちよく生きていける「あした」を私たちが築くことができるか。
社会が突きつけられている問いかけです。

22,24日上映会 福岡県内

22日午後2時、福岡県鞍手町の町総合センター
24日午前10時30分、午後1時30分、午後6時30分同県春日市の県総合福祉センター(3回上映)
一般1200円、小中高校生800円。サンガーデン鞍手0949-43-1200か
九州共同映画社0120-195-933
西日本新聞筑豊版2/7
西日本新聞(筑豊版)2/7
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障害者の日々追った映画「あした天気になる?」
鞍手町 出演者たちが観賞


 鞍手町の社会福祉法人「鞍手ゆたか福祉会」が運営する作業所や入所施設を利用する障害者の日々を追った映画「あした天気になる?」の試写会が六日、同町の中央公民館であった。映画の出演者でもある利用者たち約百二十人が観賞した。
 映画は、記録映画を手掛ける宮崎信恵監督(六六)=東京都=が一昨年秋からほぼ一年を掛けて撮影。四季の移ろいの中、機械部品組み立てなどの仕事、食事や就寝など、日々の暮らしが一時間二十五分にまとまっている。女優の原日出子さんが担当するナレーションでは「障害者は健康な人より敏感で、不安やパニックに陥りやすい」などの的確な解説が随所に登場する。
 利用者たちは、自分や友達の姿が映像に登場すると、隣の人と笑顔を見せ合いうれしそうだった。会場に来た宮崎監督は「映画に出てくれてありがとう。もっともっとみんなと友達になりたい」と呼び掛けていた。
 同映画上映会が二十二日午後二時、同町の総合福祉センターくらじの郷である。前売りは一般千円。高中小生八百円。サンガーデン鞍手=0949(43)1200。

毎日新聞2/3
毎日新聞2/3
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ドキュメンタリー映画:知的障害者施設の日常 鞍手の入所者、青春群像追う /福岡

◇春日で記念上映会−−24日

 鞍手町にある知的障害者の入所更生施設「サンガーデン鞍手」(長谷川正人施設長)で暮らす人々の日常を約1年にわたって追ったドキュメンタリー映画「あした天気になる?」(宮崎信恵監督)がこのほど完成し、鞍手町と春日市で記念上映会が開かれる。

 サンガーデン鞍手は03年に開設。一戸建て住宅ふうの施設に、精神の発達に偏りなどがある30人が暮らしている。映画は特定の主人公を設けず、入所者の「青春群像を追う」形を取った。

 宮崎監督は06年、社会福祉法人での虐待事件の続発を受け、法務省の外郭団体が施設を舞台とした人権教育ビデオを作製するとの話を知り、制作に向け全国の施設を調査。パニックなどへの対処マニュアルを公表していたサンガーデン鞍手の取り組みに感銘、長谷川施設長に協力を依頼した。

 ビデオ撮影は実現しなかったが、宮崎監督は自力での映画化を決意。施設を何度も訪ね、信頼関係を築いた。初めは声をかけても反応が見えなかったが、日を追うにつれ、入所者が心を開き「カメラのおばちゃん」と抱きついてくるさまに、監督は「すごい存在感を感じた」という。

 「あした天気になる?」は、入所者の1人が毎日のように職員に尋ねる言葉。「希望や安心を与えられる社会を築けるのか、彼らから突きつけられた言葉」と感じたという。長谷川施設長は「誰もが受け入れられる晴れ晴れとした社会になってほしい」と話している。

 上映会は、22日=鞍手町総合福祉センターくらじの郷▽24日=春日市の県総合福祉センタークローバープラザ。大学生・一般1000円(当日1200円)、小中高生800円。問い合わせは九州共同映画社092・741・7112。【尾中香尚里】

〔福岡都市圏版〕

毎日新聞 2009年2月3日 地方版

1月30日 読売新聞「福岡都市圏版」
知的障害者施設のドキュメンタリー映画完成

鞍手町の知的障害者入所更生施設「サンガーデン鞍手」の利用者や通所者の日常を追ったドキュメンタリー映画「あした天気になる?」が完成し、22日午後2時から、同町総合福祉センターくらじの郷で上映会が開かれる。

 監督の宮崎信恵さん(66)(東京都江東区)は、自閉症や発達障害の人たちが社会から排除されているとの思いから、2007年11月から1年間、同施設に密着して撮影。食事や入浴の様子、お菓子作りなどの作業といった、利用者らの日常生活を追った。初めは警戒していた利用者も、徐々に打ち解け、自然な表情を見せてくれたという。壁に頭を打ち付けるなど行動障害の様子もありのままに写した。

 宮崎さんは「彼らは環境が整っていれば、穏やかに生活できる。飾らずに生きる彼らの魅力を、もっと社会に知ってほしい」と言う。

 タイトルは、利用者の少年の言葉から取った。少年は重度の自閉症で、毎朝の草取りが日課。生活リズムが崩れるとパニックに陥る。職員に「あした、晴れるかなあ」とよく聞いて来るという。宮崎さんは「明日には、誰もが幸せに暮らせる社会が、来るだろうか」と、少年の言葉を社会へのメッセージととらえた。

 同施設の長谷川正人施設長(48)は「発達障害のある人は、暴れたり、大声を出したりするので、なかなか周囲の理解が得られず、生きづらさを感じている。そんな彼らの本当の思いが伝われば幸いです」と話している。

 鑑賞券は大学生以上が1000円、小中高生が800円(大学生以上の当日売りは200円増し)。前売り券の購入は、サンガーデン鞍手(0949・43・1200)へ。

(2009年2月19日 読売新聞)
西日本新聞筑豊版1/27
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障害者の暮らし描く 映画「あした天気になる?」完成 鞍手町舞台 2月22日記念上映

鞍手町の作業所、入所施設などで過ごす障害者たちの日々を追い続けた記録映画「あした天気になる?」が完成した。障害がありながらも懸命に働き、四季の祭りやイベント、地域の人との触れ合いなどを通じて見せる笑顔や泣き顔などから、命、生きること、親子の絆(きずな)や家族愛などを問う1時間25分の映画に仕上がっている。

■命や親子の絆問う

 映画の監督は、ハンセン病患者の記録などを手掛けた宮崎信恵さん(66)=東京都江東区。同町の社会福祉法人「鞍手ゆたか福祉会」(長谷川澄江理事長)が運営する作業所「ゆたかの里」や入所更生施設「サンガーデン鞍手」などを舞台に、2007年秋からほぼ1年をかけて撮影した。

 映画には、知的障害がある男性2人を中心に、共に働き暮らす男女約30人が登場する。機械部品の組み立てや古紙回収、祭りで花火遊びをする様子、母親が子に寄せる思いなどが随所に登場する。法人本部長の長谷川正人さん(48)は「彼らの姿が多くの人に見られることで、障害者への社会の理解が少しでも進めば」と話している。

 宮崎監督は、ハンセン病患者のドキュメンタリー映画「風の舞」(04年)で文部科学大臣賞を受賞した。今回の映画の出来栄えに「笑顔や言葉を通じて障害者も生きているということを描き出せたと思う」と自己評価する。

 完成を記念した上映会が2月22日午後2時、同町新延、町総合福祉センター「くらじの里」で開かれる。一般1000円、小中高生800円。サンガーデン鞍手=0949(43)1200。

=2009/01/27付 西日本新聞朝刊=

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